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きちんと日本式に、ちょっとインド式をまぜる起業

2026 2/09
未分類
2026年2月9日

私たちは、社会で「失敗しないように」教育されてきた。
間違えないように、怒られないように、評価が下がらないように。
気づけば、人生全体を「失敗しないように」設計して生きている人も多いんじゃないかな、と思う。

インドに行くと、その「丁寧に丁寧に、失敗しないように生きてきたやり方」が、きれいにぶっ壊される。
目の前で、自分の中の「こうあるべき」が、次々と崩壊していく感じ。

例えば、インドではアパートやマンションは「作ってから直す」のが当たり前。
綿密に計画して、きれいに新築を仕上げてから引き渡す日本とは、発想がまるで逆。
だから新築に住むと欠陥だらけで、わかっている人ほど新築を選ばない。
何も知らない私は新築に住んでしまい、毎日修理のおじさんが出入りして大変だった。

ほかにも、「え?そこから?」みたいなことが日常的に起きる。
でも、そんな世界を見ていると、「ああ、こういうパターンもあるんだな」と、自然と視野が広がってくる。
きちんと作ってもいいし、作ってから直してもいい。
どちらが正解というわけでもなく、「別にそれでもいいじゃんね」という世界が、ただそこにあるだけ。
「どうあらねばならないか」は、私たちの頭の中だけにある物語なのかもしれない。

起業していると、この感覚がすごく効いてくる。
完璧を求めていたら、いつまでたっても始められない。
中途半端でも一回出してみる勇気が、ほんとうは一番大事だったりする。
やりながらしか理解できないこと、走りながらしか見えてこないことが、たくさんあるから。

とくに会社員歴が長い人ほど、この「未完成のまま出す」が難しいんじゃないかと思っている。
会社では、失敗しないこと、きちんと仕上げることが求められ、評価されてきたから。
だからこそ、そういう人ほど、一度インドに行って、あのハチャメチャ感を生で見て、体験してみるといい。

「うわーー最悪だー、まったくもー、イライラするなー!」
そんな気持ちを、一回ちゃんと出し切る。
そのうえで、「どんなに文句を言っても、この世界は変わらないんだな」という諦めとともに、「こういうやり方も存在する」ということが、ほんの少しでも体に落ちてきたら、それだけで十分なんじゃないかな、と思う。

きちんと整えてから出す日本式をベースにしながら、そこに少しだけ、ハチャメチャなインド式を混ぜてみる。
そんな柔軟性を持てたら、起業も、生き方も、きっともっと素敵になっていく気がしている。

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